文系コース
競技かるたに懸ける日々。成長を楽しみながら、さらなる高みへ

2023年度北 柚紀さん
小学生の頃から競技かるたに打ち込む北さん。好きなことに全力で取り組む中で、勝負の醍醐味や後輩指導を通じて多くの気づきを得ながら、さらなる高みを目指しています。競技かるたへの想いと、部活動で得た学びについて伺いました。
コース | 文系コース |
---|---|
部活・活動 | 競技かるた部 |
入学 | 2023年度入学 |
2023年度北 柚紀さん
小学生の頃から競技かるたに打ち込む北さん。好きなことに全力で取り組む中で、勝負の醍醐味や後輩指導を通じて多くの気づきを得ながら、さらなる高みを目指しています。競技かるたへの想いと、部活動で得た学びについて伺いました。
コース | 文系コース |
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部活・活動 | 競技かるた部 |
入学 | 2023年度入学 |
小学5年生のときに「ちはやふる」に出会って競技かるたに興味を持ち、愛知県の大きなかるた会に入会しました。高校でも続けて、高校選手権に出場することを目標にしていたんです。なので、高校を選ぶ基準は「かるた部があること」だけでした。 愛知県でかるた部のある高校は4校で、その中で桜花学園を選んだのは、もともと保育コースに興味があったからです。今は入学後にやりたいことが変わって、文一選抜コースにいます。
桜花学園に入って驚いたのは、設備が整っていて校舎がきれいなことです。あとは、礼法やお茶、着付け、なぎなたなど、他の学校ではなかなか経験できない授業があります。私はかるたを続けることしか考えてなかったので、こんな授業があるなんて知らなかったんですが、どれも楽しくて新鮮でした。
女子校って「怖い」とか「厳しい」みたいなイメージを持つ人もいるかもしれませんが、実際はそんなことはなくて。楽しい人がたくさんいます。私はかるたを続けるためにこの学校を選びましたが、それ以上に毎日充実していて、毎日すごく幸せです。いろんな経験ができて、やりたいことに集中できるので、進路に迷っている人がいたら、桜花学園はおすすめです。
競技かるたの魅力は、暗記や速さだけでなく、戦略や集中力が求められることです。試合では、「ここは温存する」「ここは攻める」など、自分で流れを作りながら戦います。次に読まれる札を予測し、瞬時に判断する力が必要で、それがハマって札が取れた瞬間は楽しいし、「絶対に勝てない」と思っていた相手に勝てたときは本当にうれしいです。
競技かるたで一番大切なのは「耳の良さ」だと思っています。1文字目を聞き分け、瞬時に札を取る必要があります。私はもともと耳が良いわけじゃないけど、サ行なら「さしすせそ」の5つがあるじゃないですか。でも、Sの音に続く母音が違うので、口の開き方が違うんです。こうした経験をしていくうちに、どんどん楽しくなっていきました。
また、「人に教える難しさ」も学びました。後輩にアドバイスをしたときに、自分のやり方がすべてではないと気づくことがありました。私の言葉で成長する後輩もいれば、別の人のアドバイスのほうがしっくりくる場合もある。その違いを受け入れながら、自分自身も学んでいます。
競技かるたを続ける中で、将来的な道は決まっていないけれど、自分が突き進めるところまで進みたいと思っています。今、競技かるたの女性の最高位「クイーン位」は高校生なんです。なので、負けてられないなって思ってます。今の目標は同じ愛知県内の強豪、全国3位の旭ヶ丘高校に勝つことです。去年の試合ではストレート負けをしてしまったけど、今年こそは絶対に勝ちたい。そのために、全力で頑張ります。