令和2年度 九州修学旅行
合唱部 第12回東京国際声楽コンクールで入賞
10月17日(土) 曳舟文化センター・ホール(東京都)にて「第12回 東京国際声楽コンクール」本選(全国大会)が開催されました。本校合唱部からは2チームが高校生アンサンブル部門に出場し、準本選(西日本大会および東日本大会)を経て全国大会へ出場した11チーム中、2位と4位に入賞し、優秀な成績を収めました(入賞は5位まで)。応援してくださった皆様、ありがとうございました。
「17歳からのメッセージ」グランプリ受賞
本校では、現代文の授業の一環として400字程度のエッセイを生徒に書かせ、各種コンテストに応募しています。このたび、林咲良さん(3年)の作品が第20回高校生フォーラム「17歳からのメッセージ」(主催・大阪経済大学)で、見事グランプリに選ばれました(28,643通中の3作品)。また、銀賞を2名、奨励賞を5名が受賞したため、学校特別賞も受賞しました。
林さんの作品
テーマ「災害と防災について考える」
「忘れてはいけないこと」
私は去年の夏休み、祖母の生まれ故郷の宮城県石巻市にはじめて行った。ただ遊びに行くだけじゃなくて、祖母の兄の娘さんのお墓参りも兼ねて行くことになった。早速、祖母の兄の船のおじさん(昔、船でコックをしていたことから我が家ではそう呼ばれている)に会って、お仏壇にお線香をあげた。私も母も祖母も長く長く手を合わせていた。船のおじさんは紅茶をいれて待ってくれていた。早速、紅茶を飲みながら菓子をつまみ、コック時代の話、祖母との思い出話を聞いた。
日が暮れ、船のおじさんの息子と孫も遊びに来てくれて一緒に食事をした。話は東日本大震災の話になった。すると、孫の一人が「この話やめよう。」と言った。それから別の話に変わった。孫たちが帰った後、たくさん並んでいる遺体の中から口元の黒子(ほくろ)と婚約指輪から娘を見つけた話を目に涙を溜めて一生懸命話してくれた。「俺は津波を経験してない人に伝えたい。いろんな人に話しなさい。」と言った。
私に出来ることは船のおじさんとの約束を果たしていくことだけだ。帰り際に見た海は穏やかだった。船のおじさんは娘さんの婚約者がおじさんが寂しくないようにとプレゼントしてくれたフレンチブルドッグと共に最寄りの駅まで見送ってくれた。船のおじさんがボソッと、「これから寂しくなるな~。」と呟いた。電車に乗り込んだ後も、いつまでも手を振ってくれていた。受験が終わり次第、また会いにいくから待っててね。
第31回お~いお茶新俳句大賞 生徒の入賞・入選作品
本校では、冬休みに俳句を詠む課題を出し、その作品を「お~いお茶新俳句大賞」に応募しています。今年度は、卒業生を含め13名が入賞・入選しました(応募総数195,4888句)。以下に、2、3年生の入賞・入選作品を掲載します。
佳作特別賞
佐藤 彩花さん(3年:名古屋市立昭和橋中学校卒) 店仕舞い埃を被った招き猫
佳作
大矢 愛梨さん(3年:名古屋市立港明中学校卒) 補習後の蛍のような一等星
田本 愛実さん(3年:名古屋市立萩山中学校卒) サンタさんほしい物は時間だよ
浅野 理子さん(2年:豊明市立豊明中学校卒) 夜空から星のカーテン舞い降りる
足立 愛音さん(2年:春日井市立西部中学校卒) 初詣長い階段人生だ
田中 桜子さん(2年:名古屋市立山田中学校卒) 就寝時体が布団に溶けていく
服部 真奈さん(2年:名古屋市立萩山中学校卒) 風鈴の寂しい音色で秋が来る
牧野 仁美さん(2年:名古屋市立南天白中学校卒)クリスマス聖なる日でも補習あり
(卒業生) きりたんぽ遠くの景色がよく見える
(卒業生) 単語帳何周したかこの日まで
(卒業生) 吊り革を持たず両手に暗記帳
(卒業生) 初恋は花火と共に散ってゆく
(卒業生) コンビニの肉まん片手に春を待つ