国際キャリアコース

「やってみたい」を大切に。挑戦がこれからの自分をつくる

2023年度入学松下 史乃美さん

探求授業を通して、社会課題をビジネスで解決する未来像が鮮明になってきた松下さん。積極的に行動を起こしてきた高校生活を通して、進路への思いも固まってきました。さまざまな挑戦を重ねる中で見えてきた学びと可能性について、お話を伺いました。

コース 国際キャリアコース
部活・活動 株式会社MieuxX生徒代表CEO
入学 2023年4月

学びが広がる、互いに高め合える環境

桜花学園に入学した理由は通いやすさもありましたが、着付けの授業など、少し変わった授業があることでした。ただ、入学が決まってからは、いじめがあるんじゃないかとか、国際キャリアコースは3年間同じクラスだから大丈夫かな、とか不安もありました。

でも、入ってみるとそんな心配はすぐになくなりました。勉強にも探究活動にも前向きに取り組む子ばかりで、お互いが良い影響を与え合える環境だと思います。

深まる知識、広がる興味。探究授業での学び

国際キャリアコースには探究の授業があります。1年生では「キャリア甲子園」に挑戦しました。キャリア甲子園とは、企業が出すテーマに対して課題を解決するビジネスプランを考えるコンテストです。私たちは「地域のサービス」をテーマに選び、アプリを開発するプランを提案しました。2736チームの応募の中で書類審査を通過し、240チームに残ることができたんです。動画審査では落ちてしまったんですけど、試行錯誤しながら考えを深めることができて、良い経験になりました。

2年生では「コーヒープロジェクト」に取り組みました。この活動では、コーヒーの産地が抱える問題を学び、フェアトレードコーヒーをプロデュースするのですが、私がデザインしたドリップパックが実際に採用され、商品としてお客様の手に届いたことがとても嬉しかったです。新たな視点や知識を得ることができて、自分の視野が大きく広がった濃い1年間でした。

3年生では「個人探究」に取り組みます。まだこれからですがフェアトレード商品を扱っているペットボトルリサイクル企業に連絡を取り、一緒に商品を作れないか交渉したいと思っています。コーヒープロジェクトでの活動を経験して、社会問題をビジネスで解決する取り組みに興味を持ったので、より深く関わってみたいと考えるようになりました。

挑戦することで見えてくる未来

桜花学園は、挑戦したいことを実現できる環境が整っています。先生方のサポートもあり、やりたいことにどんどんチャレンジできます。たとえば、私はダンス部に所属していますが、1・2年生のときは大きなイベントがありませんでした。そこで、新しくやってみたいことを先生に相談したところ、「5月に試してみよう」と言ってもらえたんです。話してみてよかったなと思いました。

中学生のみなさんに伝えたいのは、まずは行動してみることの大切さです。明確な目標を持って入学する人もいれば、私のようにそうでない人もいます。でも、経験を重ねるうちに、自分の興味や、やりたいことが見えてくるはずです。私自身、桜花学園での2年間で多くの経験をし、新たな興味が生まれました。

今は、その経験を踏まえて卒業後の進路を考えています。「とりあえずやってみる」気持ちを大切にしてきたことで、次に進みたいことが見えてきました。だからこそ、興味を持ったことには迷わず挑戦してほしいと思います。